about

はじめまして。ママ雑誌やCMなどでモデルのお仕事をしたり、夫の政治くんと”マフィオ”という名前でフード業をしたり、仲間とキッズブランド”kitutuki”を手がけたり、母目線で綴る子育てコラムを執筆したりと、いろんなことをして毎日を過ごす、4児の母、asaco(アサコ)といいます。

さて、「child at heart!」をなつかしい〜と思ってくださる方も、もしかしたらいらっしゃるでしょうか。

実はこの名前をひっさげて、今から10年以上前にママ向けの活動をしていたことがありました。10年前というと、わたしが初めての出産を経て、2人目を妊娠していた頃。1歳11ヶ月の歳の差で第2子を授かって、さぞかし順風満帆な人生と思うかもしれませんが、実は、、、

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はじめての妊娠。日に日に大きくなるお腹には愛おしさが募るばかりで、赤ちゃんが生まれてくることに希望しかありませんでした。それが、いざ出産をすると、待っていたのは想像していなかった日々…。おっぱいあげて、オムツ変えて、またおっぱい。一生懸命お世話するのに、ちいさなわが子は一向に泣き止む気配はなく、自分のなにがいけないのかも分からずに、ただただ途方に暮れるばかりでした。

当時、まだ自分のまわりには出産を経験していた友人も少なく、実家はすぐに帰れる距離でもなく、頼れるのは夫だけ。その夫も、父になるのをきっかけにそれまでのフリーター人生にピリオドを打ち、人生初の会社勤めを決意。それゆえに基本、日中はちいさなわが子とわたし、2人きりの生活でした。毎朝、夫が「行ってきま〜す」と仕事に出かけ パタンッと玄関の扉が閉まると、なんだか自分が世間から隔離された、閉ざされた空間に取り残されたみたいな気分になってとっても切なかった…。

あんなに楽しみにしていたわが子との生活だったのに。

気づけば右も左も分からない育児に疲弊しきって、心のバランスを失いかけていました。

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そんなときです。たまたま出かけた夫の友人宅にて、5歳くらいの娘さんのいる、とあるママに出逢いました。わたしはちいさなわが子をスリングに抱えて「今、子育てがツラいんです、、、」 はなしの流れで、そんなニュアンスの言葉を思わずポロっとこぼしたら、衝撃のひとことが返ってきたのです。

「え?!大丈夫よ!子どもなんて、テキトーでもちゃんと育つから!」

笑いながらそう言う彼女にビックリして、完全に時が止まりました。でもなぜだろう…その言葉は心にスッと入ってきて、不思議ときもちもスッキリ。今まで不安があると、そのたびにパソコンに向かってワード検索したり、育児本を読み漁ったりしていましたが、目にするどんな言葉もイマイチ腑に落ちなくてなぜだろうと思っていたのが、その瞬間にはっきりしました。

『リアルママの言葉には、説得力があるんだ!』

子育ての正解ばかりを追いつづけていたわたしが、子育てに正解なんてない、自分らしく育てたらいいんだ、と思えたきっかけでした。

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そんな経験があって「わたしにもなにかできることはないか」同じように子育てに行き詰まるママに寄り添う、そんな活動ができたら!と立ち上げたのが<child at heart!>です。定期的に自作の子育て新聞を発行して希望する方に郵送したり、着られなくなった子ども服をちいさなカバンにリメイクしたり、ほつれた箇所に刺繍をほどこすワークショップを開催したりと、なかなか精力的に活動をしていました。でも実は、その活動を通じて一番救われていたのはわたし自身。同じように子育てするママたちの存在を肌で感じられることが、なにより心強かったのです。

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時を経て今、わたしは4児の母になりました。ちょっとだけ慌ただしい子育てから解放されてふと「わたしにできることってなんだろう」ふたたび考えたときに、やっぱり最初に心に浮かんだのは子育てにまつわる発信をすることでした。子どもが4人、人よりちょっとだけ育児経験が多いだけだけど、こんなご時世で一人で悩みを抱えるママたちもいるかもしれない今、わたしのリアルな声がそんな誰かをちょっとでも癒せたらと思いました。

child at heart!は、子育て奮闘中のママたちみんなに寄り添う、憩いの場です。育児って楽しいこともあれば息詰まることもたくさんあるからこそ、日々のポジティブもネガティブも、みんなでシェアし合って解決できたらと思います。子どもはみんなで育てる!そして、child at heart!という活動はママたちと一緒に育てる!そんな心意気でふたたび始めたいと思います。どうぞ、よろしくおねがいいたします。

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2020.11.17 asaco

 

レター

当時、child at heart!を応援してくれていたママたちからのお手紙。今でも大切に保管しています。
ずっとずっと、わたしの宝物です!